台風で暇なので連投。これも先日訪れた京橋のディープな店『上海ママ料理』です。通りすがりにいつも入ってみたいなあと思いつつさすがの私もシラフじゃ厳しいんで、友人との飲み会にかこつけて突撃。
京橋駅からすぐの路地裏。怪しい光を放つ看板に、足を止めない人はいないと思います。上海から来たママの料理なんだろうな。そのままなんだろうな。でも絶対旨いに違いないこのビジュアル。
中が見えないので全くどんな店か分かりませんが、開けたら想像通りのこんな店でした↓
Lの字のカウンターに、ママが凄い勢いで鍋を振るっています。有名人のサインもいっぱいあったので、意外とメディア露出も多いようです。
メニューは300円〜。最高価格でも1000円という安さ
餃子300円、砂ずりの上海風煮込み400円、手羽先の唐揚げ400円…。京橋価格ってとこですね。
店内には先客が4人ほどいて、イケイケで声のデカいおにーさんたちです。ヤカラかな〜と思ってビクビクする我ら3人。なるべく関わらないように、カウンターのすみっこで肩寄せ合って座りました。
ママは化粧が派手ですが元気なおかーさんって感じ。敵に回したら面倒臭さそうなタイプです。ヘタなこと言うと塩対応されそう。様子見程度にピリ辛のピーナッツをつまみに、青島ビールを。
大人しく飲んでる分には怒られないようですので、ママのおすすめ焼き餃子をオーダーしてペース上げていきます。
大きさもバラバラ、若干焦げている餃子たち。「整列」というルールを全く無視した雑な盛り付けが良いですねえ。ニラたっぷりでヘルシーな餃子でした。
あとオススメは?と聞くと、トマトと卵の炒め物とのこと。町中華ではマストな家庭料理ですね。コチラもオーダーしましたよ。
なんでしょう、卵のトロトロ感というよりは、片栗粉のトロトロ感が主張するあんかけタイプの炒め物です。若干、味の素の味が強いかな。いや、化学調味料不使用だったらすみませんママ。
砂ずりの上海風煮込みもオススメだそうで、400円というのでオーダー。これはズリズリした砂ずりの食感と、オイリーなピリ辛スープがなんともアジアな旨さの料理でした。
隣のイケイケなおにーさんたちが頼んでるエビの天ぷらも美味しそう…でも食べられるかなーとコソコソ話していたら、なんとおにーさんたちが「何見とんねん」とブチギレて…ってのは嘘で、
「これあげるから食べていいよ!」
と、ほぼ全部を私たちに恵んでくださいました…
なんで!? 神か!!
せっかくもらったのに(焦りすぎて)写真撮り忘れましたが、大ぶりのエビをカラッと揚げてあり、日本の天ぷらと違うクリスピー感のある中華風天ぷらでした。おにーさんたちエエ人やったんか…。
よっぽど慣れた感じで「ママ旨いわ〜」とか話しかけているので、「常連さんですか?」と聞いたら「今日初めて!」とのこと。京橋ヤングは心が強いなー!
外観通りママも客もディープでカオスな空間で、一回行ったら良いけどなんかまた行っちゃいそうな毒性のある店でした。
●上海ママ料理
大阪市都島区東野田町3-4-10
06-6357-2783
価格:2,480円 |